ロマサガ2七英雄 後出し公式設定について思う 追憶の迷宮
ロマサガ2
もう帰る
LOV2のノーマルカードについて述べてきたわけですが、
SPのほうはまだ全員分の情報がそろわないのでとりあえず置いておきます。

携帯アプリで追加された追憶の迷宮について考察してみたいと思います。
公式サイトで購入すると南ロンギットのマーメイドの下に出現するそうです。


景観などは古代遺跡と似ているそうで、
「記憶‥‥同調‥‥再現‥‥4つの要素を認識しました。次元展開による危険性は未知数です。

展開を開始しますか?」
みたいなメッセージが出る事からおそらく、エイルネップの神殿にある映像投影機か何かと同じたぐいであると思われ、これも古代人のつくったモノでしょう。

で、ダンジョンの名前が「追憶」の迷宮である事、メッセージで「記憶を同調再現する」と言っている事からこれはおそらく誰かの記憶であり、それを追体験しているのは間違いありません。
きっとバーチャルリアリティなんちゃらとかそういうシステムなんでしょう・・・

そのダンジョンは「緑」「赤」「青」「黒」の4つとこれら全部を制覇したら行けるようになる「黄」の5つあります。

で、各ダンジョンに「〜の記憶」という名前のボス(ドラゴン)がいてそれを倒すと同名のアイテムを手に入れることが出来ます。

その「記憶」さん達が言っているセリフがなかなかに深いのですよ・・・。
とりあえず、黄色の迷宮のドレッドクィーン(例のアリの女王です)だけセリフの趣向が違うのでとりあえず、この4つから見ていきたいと思います。



緑の迷宮 
邪の記憶

きさまらのその異形の姿‥‥魔物を取り込んだのだな。
他者の血肉を我がものとする‥‥なんと邪悪な術よ。
これほどの力を得るために一体、いくつの生命を食らってきたのだ!?
罪深き英雄よ、その罪ごと、貴様らを食らってやろう!


赤の迷宮
罪の記憶

何人もの意識が混ざっているな。
本当のお前は、最初のお前は一体、どこにいるんだ? 志を問うのも馬鹿らしい。
同化の法で永遠の命か。あっはっはっは! それは能力かね?
私には呪いに見える。
半妖の肉体に、いびつな魂‥‥あわれなり七英雄。
魔物を吸収する前の、最初の、本当のきさまらは、一体、どこにいるのだ?
その呪いから、解放してやろう。死をもって!


青の迷宮
滅の記憶

戦を無くすため、戦をするというのか。
‥‥もっと賢く立ち回ったら良いものを。
英雄の居場所など、戦場以外にありはしない。
戦を無くせば、貴様らは自らの居場所も無くすのだ。
せめてもの情けだ、七英雄、戦場で散れ!


黒の迷宮
破の記憶

我らを倒して世界を救うだと? ‥‥笑わせるな。
世界に生きるは人のみにあらず。
きさまらには聞こえぬのか。
大地の震え、風の泣く声‥‥いずれ世界は大きく変動する。
魔物の進攻も、世界の変動も、自然の理を破り続けるきさまらへの神の裁きと知れ
!



これらを見ていくと、この記憶が七英雄のモノである事がわかります。
そして、この「記憶」さん達は七英雄が戦った相手であるのでしょう。
という事は彼らの言っている「世界」とはロマサガ2時代ではなく七英雄が英雄だった頃の世界であると思います。

記憶はさだかではないのですが、確か古代人のだれかが、昔大地変動があったとかなんとか言っていましたが、自分がかつて考察したように、モンスターの出現と天変地異は無関係ではなかったようです。
故にモンスターを倒せば天変地異も収まる、という式も成り立ちます。

古代人にとってモンスターを倒す事は二重の意味で彼らを救う事になったのですね。


しかし、この「記憶」さん達はおそらくモンスターの元締めであり、古代人からしたら、諸悪の根源である、と思うのですが、彼らの言葉は至極正論に聞こえます。

まず、彼らは「同化の法」を否定しています。
ここでは七英雄に向かって批判していますが、同化の法は古代人皆が使用しているのです・・
なので、これは古代人全体に対する批判と取ることができます。

自分はゲーム中はさらっと聞き流してしまったのですが、古代人が説明してくれた同化法は「古い体をすてて新しいからだに魂をなじませる」モノですよね。
これって恐ろしい術ですよね。よく考えると。
だって、その「新しい体」ってどっから持ってくるのよ・・・

その「新しい体」のもとの持ち主は一体どうなるのだろう?

考えられる事は二つしかありません。

@クローンでスペアつくった?
Aそれとも・・・彼らのいう所の「短命種」を・・・

どうも・・・ロマ2の古代人達を見ているとAのような気がしてならないんですよね・・・
恐ろしいですね。

ま、そんなわけで、古代人達がやっていることはモンスターを吸収した七英雄と同じように「他者の血肉を我がものとする邪悪な術」を使い「力を得る為にいくつもの命」をくらい「永遠の命」を得ている忌まわしい存在であるという事もできます。

そして、黒の迷宮の人がいっている事

「世界に生きるのは人だけではない。」
「魔物の進攻も、世界の変動も、自然の理を破り続けるきさまらへの神の裁きと知れ!」

ここで、どうやら古代人時代に出現した魔物の目的は世界を滅ぼす事でなく、古代人にのみ刃が向けられているという事がわかります。

「同化法ってえげつない術よね」と思っていたのですが、やはり、そういう「自然の理からはずれた」術という設定だったのですね。

そして、黒の人のセリフから古代人たちはどうやら他の自然をも破壊していたのではないか?

という感じを受けます。
まるで現代人のようですね・・・


古代人時代は超術文明というのが発達していたようですが、超術を科学に置きかえると、現代のように

・・・科学技術の発展による大気汚染、水質汚濁。乱獲による生態系の破壊。無茶な農業のしすぎによる大地の栄養の枯渇、土地開発するために森林伐採したことでちょっとの雨で土砂崩れおこし、河が反乱。そして、森が減った事でCO2が上昇していろいろ不具合がおきる・・など

などというような事態が起きたのかと思っていました。

ただ、これは自然が悪いのではなく、人間が自然に対して行った事によって応じた不都合。
ならば、自分達で世界をよりよくする為に責任を取らなければいけない。

しかし、自分達を救ってくれた英雄を放り出して、危ない世界に短命種を放置して自分達だけ別の世界に行ってしまった、無責任な古代人達は「これらは全て自分達がひきおこした」という事に気づいていたかどうか・・・甚だ疑問です。


それから、方法はどうあれ、モンスターから見て邪悪ととれる方法とはいえ、
青の人と黒の人のいうように七英雄は確かに「戦いをなくしたくて」「世界を救いたくて」戦っていた事は事実のようです。


結局まあ、七英雄たちはこいつらを倒してしまうんでしょうけれども(でなければ、ロマ2の世界はないですもんね)

それにしても、この「記憶」さんたちの世界の生けとし生けるもの者の叫びを代弁するセリフに対して七英雄はどう思っただろう?

彼らのセリフだけ聞いていると、バイオスフィアとしての世界にとっては古代人こそ悪であり、モンスターはそれを裁く善のように思えます。
そして実際にそうだったのでしょう。

自分達は世界を救おうとしたが、自分達の存在こそが世界を破壊させようとしている・・・・

自分達も含め、自分達が守ろうとした人たちによって世界が滅び、結果としてみんな滅んでしまう・・・


その事に気付いた時、一体どう思っただろう?


世界の滅亡を防ぐ事を決意した原点は「古代人達を守りたい」というのが根底にあったはずです。

そして、古代人達が存在するかぎり世界は滅亡への道を歩み続ける。
と、なるとどのみち古代人達が助かる方法はない。
(セリフからするとモンスターを全部たおしてもムダらしいし・・)
しかし、モンスターが許せないのは自然の理を破る事らしい?
では、古代人が破り続ける世界の理とは一体なんだろう?
セリフからするとどう考えても「永遠の命」というゆがんだ生命であろう・・ことがわかります。

と、考えると古代人が助かるには同化法の放棄すればよいのでは・・・・

と、いう事にだれでも思い至ると思います。


これは妄想ですが、

同化法を放棄すれば助かるかもしれない。
そう、大きな可能性、判り安すぎる可能性が目の前にあるのに、何もしないわけがないと思うのです。

もしかしたら、七英雄は古代人達に「同化法をすてて、自然の理に従って生きよう」とかなんとか説得したのではないか?

でも、「死をおそれた」古代人達がそれを了承するはずがない。
モンスターの言葉を聞いている七英雄ならともかく、かれらは戦いを恐れ、「記憶」さんの言う事など聞いているはずもないので、「自分達の存在が悪である」という事は受け入れられるはずがない。

まして、死ぬことを恐れ、七英雄に全て押しつけたのに、「死をうけいれろ」と言われても彼らからすると、それこそ「裏切られた!」「モンスターの言う事に耳をかすのか?!」というふうに映るのではないか・・・・


その行動こそが「彼らの力が我らに向かい始めた」という意味なのではないか・・

と思ったり思わなかったり。

そして、もはや古代人から見て異質な考えをもつ英雄たちを忌々しくおもい追放した?
のかな・・・と


古代人達は結局、世界が滅ぶ前に自分達だけ他の世界に移動してしまいましたが・・・・
彼らがその原因を作ったというのに、なんの責任もとらず・・・・本当に自分勝手ですねどこかのマルディアスの古代神みたいに)

この調子だと。行った先の世界でも同じような事をして世界をメチャメチャにしているかもしれませんね・・・




そう思うのはもう一つ理由があって、
七英雄がロマ2世界に戻ってきたとき、敵であったモンスター達と和解していますよね・・・

でなければあんなに従ってくれるはずがない。

もしかしたら、七英雄達はだんだん、モンスターの考えに同調していったのではないか?と思うのです。
そして、彼らだけは「記憶」のいう事を理解し、受け入れたのではないか?と

ノエルの言う「強さ以外のものまで吸収してしまうかもしれないぞ。優しさとか、愛とか」

が、何かの伏線かもしれない、と別のページで述べましたが、
まさに「記憶」さんのセリフから断片的に感じられる、モンスターの持つ「他の生物に対する優しさ、世界に対する愛」までも吸収してしまったのではないか?
そして、それを理解してしまったのではないか?と思うわけです。

多分、彼らは「記憶」達を倒したあと、吸収したのでしょう。
「記憶」さんたちが、モンスターの頂点にたち、指揮していたのだと思います。
だからこそ、モンスターは七英雄に従うのかな?って思います。
従うどころか、ボクオーンの部下ですら、上司に対して絶大な信頼を置いてますよね。

いくらモンスターとはいえ、力が強いだけでは信頼を得られないと思うんですよねえ・・・・
人間(短命種)から見てどうかはしりませんが、モンスターから見て七英雄は良い上司だったのかと思われます。
実際に自分の部下に対して粛清するなどの無体な事はしてない・・・よね・・。
・・・あ、ノエル・・・(始末するって言ってたなあ・・・そういえば)



もしかすると、彼らが古代人を追うのは「復讐」というより、世界の理から外れたまま、ほかの世界でも同じようにあろうとし続けるであろう古代人達を滅ぼしてしまいたいのかもしれませんね。

七英雄をただの悪と思いたくない自分のただの希望的観測ですけどね。

ところで、この「記憶」と呼ばれるモノ達は一体なんなのでしょうか?
「罪」の記憶とはあくまでも英雄や古代人にとっての罪であり、このモンスターが「罪」をつかさどっているわけではない。「滅」や「破」や「邪」もしかり、と思うのです。

皇帝が他人の目をかりてみた画像だからそういう代名詞で呼ばれていて、
本当の名前は別にあるのとおもうのです。


ではその名前は一体何なのか?


ここで、黒い人のセリフに注目したいと思います

「魔物の進攻も、世界の変動も、自然の理を破り続けるきさまらへの神の裁きと知れ!」

ここで「神」という単語が出てきます。
そしてこのセリフの通りだとするならば古代人達を滅ぼそうとするのは「神の裁き」だという事なります。

そう、おそらく「記憶」さん達は「神」なのでしょう。

この「記憶」達とのバトルでは負けると伝承法が使えません。
皇帝達の伝承法は同化法と同じ。とすると、七英雄側からすれば、彼らにまけた場合同化法が使えなくなる。

そうそう、そういえば、古代人達のセリフで疑問に思っていたことがあるのですよ。
「古い体をすてて新しい体に乗り移る」ことが可能なら、モンスターに古いからだを壊されたところで、新しいからだに乗り移ればよくね?みたいに思ってましたが・・・

そうか、古代人達をおそったモンスターは同化法を封じる力をもっていたのか・・・とようやく判りました。

同化法を封じられる、という事は古代人にとって「死」であり、そしてやはりモンスターは「同化法」をこそ邪悪なモノと思っていたのでしょう。

話をもとにもどして。
つまり、それだけ絶大な力である同化法をも封じる事のできる存在。
そして、自然を代弁する存在・・・

神・・・・としか考えられません。
つうか黒い人が「神の裁きが〜」とか言ってるしね。そう考えるのが妥当でしょう。

では神とは一体だれか?


・・・・ここで各迷宮で手にはいるアイテムに注目してください。


緑の迷宮

10万クラウン、30万クラウン、術酒、結界石、
ゴブリンソード、パワーリング、風の指輪、
20万クラウン、60万クラウン、神酒、生命力回復、
タイガーアーマー、シャープグレイブ、火神防御輪、エリスの弓

赤の迷宮

10万クラウン、30万クラウン、術酒、結界石、
キャッツアイ、シーフリング、火の指輪
20万クラウン、60万クラウン、神酒、生命力回復、
タイガーアーマー、水鳥の帽子、火神防御輪、大地の剣

青の迷宮

運命の石
10万クラウン、30万クラウン、術酒、結界石、
リラックスハーブ、クイックリング、水の指輪
20万クラウン、60万クラウン、神酒、生命力回復、
黒のガラドリエル、ヘビースーツ、火神防御輪、ジルコンの斧


黒の迷宮

10万クラウン、30万クラウン、術酒、結界石、
情熱の香水、マジックリング、地の指輪、
20万クラウン、60万クラウン、神酒、生命力回復、
黒のガラドリエル、ダート、火神防御輪、ウコムの鉾



追憶の迷宮では2のボツアイテム(なぜか攻略本に載っている)ヘビースーツやらシャープグレイブやらが手にはいるようですね^^

と、それは別にいいのです、各ダンジョンの色に合わせた「水」やら「火」やらの指輪もどうでもいいです。

注目してほしいのは「エリスの弓」「大地の剣」「ジルコンのオノ」「ウコムの鉾」です。


これらはロマサガ1の武器の名前です。
ロマサガ1と同じ名前の武器があることが問題なのではありません。現に2と3は結構共通した武器の名前とかも多いし・・・

ただ、数あるロマ1の武器からわざわざロマ1世界の固有名詞である「ウコム」「エリス」の名前のついた武器を入れたのか?
ファンサービスとしてならアイスソードのほうがよほど嬉しいでしょうに・・・

「大地の剣」ですが、これも名前だけなら大した意味はないように思えます。
しかし「ウコム」「エリス」ときて「大地の剣」と来たら・・・それはもう「ニーサの剣としての大地の剣」としか思えませんよね。
大辞典だか何かでニーサは神々の戦いの際、自ら大地の剣を手にとって戦った。
みたいな記述がありました。

「ジルコンのオノ」はまあ単にジルコン素材で出来ただけのオノなのでここでは説明を省きます。
そう、ジルコンのオノ、アンバーのツチ、アイスソード、ときて大地の剣だったとしたら、単にロマ1の武器の名前をネタとして使ったんだなあ・・ぐらいにしか思わなかったのですよ・・・。

たとえば、ミンサガで「ギュスターブの剣」というフロ2の固有名詞のついた武器を出てくるぐらい不自然で違和感があるのです・・・ロマ2における「エリスの弓」と「ウコムの鉾」は


先程説明を省いた「ジルコンのオノ」ですが、それの存在する青の迷宮の他のアイテムについて見てみましょう。

そう、「運命の石」です。
これって・・・・ここまで他の材料がそろうと、「デスティニーストーン」としか考えられなくないか?

そして、これを開発屋にもっていくと「セブンス」という名前のついたソードやアーマーに変えてくれるらしいです。
「セブン」とはもちろん7英雄だからそういう名前なんだろうと思えますが、
7という数はロマ1において手に入れる事のできる「ディスティニーストーン」の数でもあるんですよね・・・・
ミンサガでは全部手に入れることができますが、ロマ1はブラックダイヤは消失したことになっており、ダイヤはシェラハが持っているからはずせず、エメラルドはクビンにより持ち去られ主人公は手に入れることができません。(ワンダー版はダイヤもエメラルドも手に入れられるけど)


これの意味するところは何だろう?
もう「記憶」が「神」である事は確実だと言いました。
そして「神」が誰なのか・・・・
それは迷宮にあるアイテムが物語っているのではないか・・・・


まず、黒い人の「神の裁き」というフレーズですが・・・
ミンサガで一人いましたよね・・

恩寵で「裁きじゃ!」という言葉と共に現れる神さまが。
そう、ウコムです。

そして、この黒い迷宮にあるのもウコムの鉾・・・・

これは偶然の一致なのか・・それとも・・・


他の迷宮もみてみましょう。

緑の迷宮の人のセリフはやたらと「食う」というセリフを連発していますよね。
この「記憶」がエリスなのだとすると、エリスは狼なので、まあわからなくもないですね。
他の生命に対して憐れみをもっているようにも感じますし・・

赤の迷宮の人はちょっとニーサって感じしないですね。
むしろ「ゆがんだ魂」と批判し「永遠の命」を良しとしないあたりはデス兄のよう・・・
ただ、エロールと共に地上の生命を生み出したニーサならば、やはり生命を否定するような永遠の命を否定するのはわからなくもないです。

で、青の迷宮の人ですが・・・・
運命の石を持っているという事。
神の中で「運命の石」を持ち得るのは、人間時代にエロールから託されたミルザしかいませんよね


「英雄には戦所しか生きる場所はない」だの「せめてもの情けだ。戦場で散れ!」だののセリフはまるでかつて英雄であった事があるかのような言いよう・・・


つまり何が言いたいかというと、、
緑の人はエリスであり、赤の人はニーサであり、青の人はミルザであり、黒の人はウコムである・・・そして、7英雄は彼らを倒し・・・おそらく吸収した・・・のではないか?

と思った次第です。
だとしたら、あれだけ強いのも(プレイヤー視点ですが)・・わかります。

アムトやシリルがいないのは・・単にロマ1(ミンサガ)でそれに対応する武器やアイテムがないからでしょう。

では、エロールのレフトハンドソードがないのは・・・なぜだろう?


ロマ1およびミンサガで「この世界そのものと、世界に存在するすべてのものを、いとおしく思っているよ。どのような結果も受け入れるだけだ。」といったように、
自然の理を外れた古代人ですら愛おしいと思い、それで世界の全て滅ぶならそれも受け入れよう・・・というスタンスでただ、だまって全てを見ていただけなのかもしれませんね。
自分の娘や息子、妻が古代人と戦う事になっても干渉しない・・・
エロールはぜったいに世界に干渉をしない・・・

そうそう、ワグナスの「神になる」というセリフですが・・・

ロマ2世界では「神」というものは存在しないのでそういう概念がないのだろう、と思っていたので・・・意外でした。
でも「神槍ロンギヌス」「活殺獣神衝」などのように「神」名のつくアイテムや技はあったりしますよね。

フロ2では「活殺獣神衝」が「活殺獣閃衝」になっており、「神の概念がないからアイテムに「神」の名前をつけないようにした」と河津神が言ってましたっけ・・そういえば。

なので、ロマ2は、アイテムにそういう名前が付いているという事は神の概念がある・・あったのだと思います。

逆にそこまでこだわっている河津神が意味もなく「ウコムの鉾」とか「エリスの弓」とか使わない気がするんですよねえ・・・


あと、ロマ2の詩人はエロールだと思ってます。

ギターかきならしながら、コンガをたたきつつフルートとファゴットとホルンをふける奴なんぞ、エロールしかいない・・・あの詩人はきっと神としての力をなくしたエロールに違いない(`・ω・´)






ちなみに、ロマ1世界とロマ2世界が似ている、というのは別の考察で書きました・・・

古代人のもつ「同化法」はクビンの研究が完成してできたモノなんじゃないか、という事も
書きました。

そして、当時すでに「7英雄の敵は神!」という事も書いていました。


アプリの追加設定はこの自分の暴走に逆に火をそそいでしまいました^^;



最後にひとつ疑問なのですが、
この迷宮を皇帝に見せたのは一体だれなのか?

いや、そりゃあスクエニの開発室の人でしょうけど・・・^^;

身もふたもないので、ちょっと考えてみよう・・・


考えられる例としては古代人。
遺跡と同じ形なので。

オアイーブ。
詩人。
サグザー
七英雄本人・・・

この中ではやはり詩人が一番あり得そうかなあ。


この「記憶」さん達が7英雄に言っている事って、そのまんま「皇帝」の「伝承法」にも当てはまると思うんですよね。
皇帝が自分の記憶と人格をもちながら次の肉体に宿り永遠に皇帝として生きる・・・
まさに同化法をちょっと変えただけですよね。
違うのは乗っ取る側の人格ではなく乗っ取られた側の人格がベースになる事。
元の体の持ち主が以前の皇帝の魂と自分の魂を同化させるのだろうか?

結果として、皇帝の伝承法は限りがある事がわかりますが、まあかなり酷い術ですよね。
乗っ取られる側からすればたまったもんじゃない・・・

この限りがある、というのも何故なのか?
おそらく、何千年も存在することで魂が劣化を起こすか、それとも乗っ取られる方の肉体が有する魂が大きすぎる記憶の容量に堪え切れなくなるか・・・かと思います。

そして、伝承する資格、大きすぎる魂を受け入れる事のできる器がだんだん少なくなってくるんでしょうね。
ラストエンペラーはおそらく歴代皇帝のなかで一番大きな器をもっていたのかもしれません。


と、いうわけで


7英雄(及び古代人)の業を見せる事で、皇帝に伝承法の業を教えようとしたのかな、と思います。

戦いが終わったら生きる場所がない、というのもまんま皇帝に当てはまると思いますし、エンディングで退位していますしね。そしてすでに忘れられた存在として書かれていますし

・・

それにしてもこの装置を皇帝達に見せたのは誰だろう?
個人的には詩人がエロールでエロールが見せた説に一票!

七英雄のだれかが、というのでもいいんだけど・・



最後にアリの女王について。


黄の迷宮
ドレッドクィーン

うふふふふふふ。わざわざ我が巣まで参ったか。
‥‥急かずとも良い。心配はいらぬ。
全ての人間に、女王に仕える快楽をやろう。
まずはきさまら七英雄からだ。
この身に抱かれ、我が臣下として生まれ変わるがいい!

せっかく優しく殺してやろうと思っておったのに
‥‥こうなっては、手加減もできぬ。
生命の限界を超えた真の力、見せつけてくれるわ!

世界で最も恐怖された、この私がやぶれるのか。
‥‥ 七英雄などと浮かれていられるのも今このときのみよ‥。
‥‥世界の敵は我らだと思っておるのだろう?
モンスターを殺しつくせば、それで世界は平和になると。
‥‥確かめに帰るが良い。私もお前達と変わりは‥しない。


なんか、記憶さん達の後だと微妙にコノヒトだけ趣旨が違う気がするのよね・・・
「記憶」達があくまで古代人の業についてを糾弾している存在なのにたいして、この人はごく普通のモンスター。
目的もただ「全ての人間を配下に・・」というだけのもの。
そして。最後に「生命の限界を超えた力」を持っているらしいことがわかりますが、
記憶の人たちは「生命の限界・・・理をこえた」古代人達の「同化法」について糾弾しています。
なので、このクイーンは「記憶」の4人の上司ではない。ような気がします。

もしくは、「記憶」の人が古代人に対する粛清のためにもっとも恐ろしいモンスターを呼び出した?

本編でクィーンが「7英雄でさえおそれた・・・」とかなんとか言ってたから無理やりこの人を入れただけのような気がしてなりません。


もしくは、「世界で最も恐怖された」が神々ですら恐怖された・・という意味なら・・・
破壊女神のサイヴァとか・・・

なーんて。



と、かなり暴走気味でしたが、ここまでお読み頂きましてありがとうございました^^ノシ

次へ

2006年9月 ありがとうございました!
いつもの通りの暴走ですみません・・・・
もう帰る


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